第12回浜松国際ピアノコンクール ライヴ音源ダウンロード!
第75回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞
ROSCO、甲斐史子、大須賀かおり
アメリカ合衆国の近代を代表し、ヨーロッパ的な形式感に厳格に縛られることなく、国の風土や生活感を感じさせながら自由奔放に創作した作曲家の全4曲のヴァイオリン・ソナタを、ヴァイオリン、ピアノともに強い表現意志を保ちながら緻密なアンサンブルで演奏。各曲の構造や楽想の面白みをあらためて発見させてくれる録音である。
山田岳
アコースティック・ギターとエレクトリック・ギターをどちらも弾きこなす山田岳が、水先案内人としての力量を存分に発揮したアルバムである。現代音楽の複合的な様相を、鋭敏な感性のアンテナで捉えた選曲が新鮮で、混濁した音群やノイズを交えた類稀な音響世界を確かな技術で伝える。思わず聴き入ってしまう一枚だ。
第54回レコード・アカデミー賞[音楽史部門]
渡邊順生
バロック期に先駆けて重要な鍵盤作品の数々を生み出し、ドイツ人として音楽史上初めて国際的名声を博したJ.J.フローベルガーと、その師であるイタリアの天才G.フレスコバルディ。この二人の作品は、17世紀における最も重要かつ美しい楽器・チェンバロの魅力と可能性を、ストレートかつ自由に提示した。4世紀の時を経て、渡邊順生が、その黎明期の躍動を今に伝える。192kHz/24bitによる高音質録音。
第26回ミュージック・ペンクラブ音楽賞
山根弥生子
山根弥生子は、ALM RECORDSより発売の3点のアルバムにより、日本人初となるベートーヴェンのピアノ独奏作品全曲録音を達成されたことが高く評価され、第26回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門〈独奏・独唱部門〉最優秀賞を受賞しました。ALM RECORDSもレーベルとして同時受賞しました。
第51回レコード・アカデミー賞[声楽曲部門]
加納悦子、長尾洋史
日本を代表する歌手として近年ますます存在感を放つメゾソプラノ加納悦子のソロ・デビュー盤。ドイツ留学後、ドイツ各地の歌劇場の舞台にも数多く立ち、ドイツ語に定評のある加納がここで取り組むのはドイツ・リートの奥の院。《詩人の恋》《リーダークライス》などの名作を集中的に作曲した1840年の「歌の年」から10年を経て、作曲家として一層成熟したシューマンの後期歌曲の高みが、たしかな技術と的確な解釈に支えられた声楽表現によって精緻に描かれている。深く文学と結びついたシューマンの創作の、そしてドイツロマン派音楽の本当の貌がここにある。
第67回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞
懸田貴嗣、渡邊孝
サルヴァトーレ・ランゼッティはチェロのヴィルトゥオーゾとして国際的に名声を博した最初の人物とされるが、現在その作品は広く知られてはいない。本ディスクは、単に知られざる作品を発掘した(6曲中4曲が世界初録音という)だけにとどまらず、それらに秘められた極めて個性的な魅力を遺憾なく引き出した点が評価された。懸田貴嗣の卓抜した楽曲解釈と、渡邊孝の独創的な共演が相互に高め合って、エキサイティングな音楽作りが実現している。
第50回レコード・アカデミー賞[現代曲部門]
夏田昌和、木ノ脇道元、神田佳子
緻密な語法によって意外性に満ちた音世界を構築する作曲家・南聡(1955-)の作品集。ポップ・アートの影響下に「異化への楽天的で無邪気なわくわく感覚」がはじける作品世界は、音によって広がる現代の表現を明るく軽やかに謳歌する!
第64回文化庁芸術祭レコード部門大賞、第61回文化庁芸術祭レコード部門大賞
今井勉
2009年7月に発売された「琵琶法師の世界 平家物語」は、平成18年度(第61回)および平成21年度(第64回)文化庁芸術祭大賞(レコード部門)の、2度の受賞を果たしました。
第45回レコード・アカデミー賞[音楽史部門]
平尾雅子、金子浩
密なるアンサンブルが奏でる人間模様ーマレの曲集の中には、宮廷生活の万華鏡のような人間模様を垣間見せる小品が沢山ちりばめられている。人生の喜びも哀しみも、すべてを映し出す彼の音楽は、今もなお我々の心を捉えてやまない。(平尾雅子)
第45回レコード・アカデミー賞[現代曲部門]
大野和士、新日本フィルハーモニー交響楽団
独学にしてルトスワフスキ、ブザンソン各国際作曲コンクール優勝、武満徹からも高く評価された奇才江村哲二のオーケストラ作品集。その哲学的思考と科学的アプローチに基づいた作曲技法は、独自の音世界を生み出した。代表作「地平線のクオリア」、ルトフワフスキ作曲コンクール第1位受賞作品でもある「インテクステリア第5番」など、江村哲二の深く濃密な思考世界が見事な形で具現化されている。