コレクション: 志村泉

Izumi Shimura

東京に生まれる。東京芸術大学附属音楽高等学校、同音楽学部、同大学院を卒業。松原緑、伊達純、M・ムンツの諸氏に師事。在学中にクロイツァー賞受賞。卒業後オペラ小劇場「こんにゃく座」や「黒色テント68/71」の活動に参加するなど、ピアニストとしては異色のスタートを切る。1979年に行ったソリストとしてのデビュー・リサイタル以来、林光の作品を多く初演するなど、バロックから現代までの幅広い作品で、テーマ性のあるリサイタルを数多く開催。オーケストラ・アンサンブル金沢(ベートーヴェン:ピアノコンチェルト第3番)、都響(林光:「さまざまな歌」)と共演。「1988年には“ピアニストとしての優れた現代音楽演奏”に対して、「中島健蔵賞」を受賞。毎年全国各地でコンサートを行うほか、ブルノ、テレジーン、ベルリンでリサイタルを行うなど海外での演奏も多い。1997年にプラハで衝撃的な出会いをしたヴァイオリニスト・インジフ・パズデラ氏とはその後プラハ、ベルリン、日本各地で多くのコンサートを行う。また同年初めて訪れたチェコ・テレジーン市で、第2次大戦中のテレジーン強制収容所の中での芸術活動を知り、同収容所内でウルマン、クラインが作曲した優れた作品の紹介に努める。2000年にはテレジーン市への新しいピアノ贈呈の運動の中心となり、テレジーン市の名誉市民となる。2006年には「武蔵野の四季」のコンサート・シリーズを立ち上げ、2018年までに16回を数える。2008年にはニューヨークのカーネギー・ザンケルホールにて一柳慧作品を3曲演奏し、聴衆に大きな感動を与えた。1990年より池辺晋一郎作曲の合唱組曲「悪魔の飽食」のピアノを担当し中国、韓国、ポーランド、チェコ、ロシア、バルト三国などの海外公演を含め30回以上の公演に参加。2019年5月にはテレジーン市文化ハウスにて9回目のソロ・リサイタル、プラハのマルティヌー・ホールにてJ.パズデラ氏とのデュオ・リサイタルを成功させた。ソビエト国際音楽祭、中央ヨーロッパ音楽祭、Music Todayなどの音楽祭に参加。主なCDは《志村泉による三人展》《もどってきた日付・林光作品集》《前奏曲の森の彼方へ》《ベートーヴェン三大ソナタ・久野久に捧げる》《出会いの音 プラハより》《志村泉ピアノリサイタル2010》。著書に『ピアノの不思議』がある。日ロ音楽家協会運営委員、日本演奏連盟会員。 [2019年11月時点]