Lux in Tenebris/闇の中の光 サルヴァトーレ・シャリーノ フルート独奏のための作品集 1977 - 2000
Lux in Tenebris/闇の中の光 サルヴァトーレ・シャリーノ フルート独奏のための作品集 1977 - 2000
若林かをり、タイナカジュンペイ
SKU:ALCD-128, 129
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『朝日新聞 for your Collection』推薦盤、『読売新聞 Evening Entertainment』REVIEW 掲載、『レコード芸術』特選盤、『音楽現代』推薦盤、『stereo』優秀録音盤、令和3年度(第76回)文化庁芸術祭参加作品
1人のフルート奏者と1人の写真家がサルヴァトーレ・シャリーノの作品の中に見る、透徹した闇と光、そして風。
現代音楽演奏のスペシャリストとして活躍し、幅広いレパートリーを持つフルーティスト若林かをりによるシャリーノの無伴奏フルートのための作品集。若林は2017年のリサイタルシリーズ「フルーティッシモ!」でシャリーノをテーマとして今回収録の12作品を演奏、第72回文化庁芸術祭で新人賞を受賞している。写真家タイナカジュンペイによる48ページの写真集も付属。シャリーノの作品×若林かをりのフルート×タイナカジュンペイの写真という立体的なコラボレーションが実現。
若林の試みは、噪音という世界の測量から始めて、地図を、そして街を作っていくのに似ている。この若林の献身によって、これまで見えなかった作品の構造が明らかとなる局面もある。シャリーノが作り出す音響は、一見、陽炎のように確たるかたちを持たないように見えるが、譜面上の指示は厳格である。ゆらぐ、不定形ともみえる音響を、可能な限りの厳密さで彫琢すること。つまり、若林かをりの志向もまた背反に他ならず、ならばこそ、シャリーノの音楽へと寄り添えるのだ。 ――― 石塚潤一(音楽批評)
Disc 1
- [1] ベルクソンの時計 (1999)
- [2] さようなら 風の家 (1993)
- [3] 死の太鼓 (1999)
- [4] 遠景のオーラ (1977)
- [5] フェニキアのイメージ (2000)
- [6] 三美神が花開かせるヴィーナス (1989)
- [7] ヘルメス (1984)
Disc 2
- [1] 雲に捧げられたテキストで (1989)
- [2] アトンの光輝く地平線 (1989)
- [3] 風が運んだ対蹠地からの手紙 (2000)
- [4] 遠景のオーラ (1977) *
- [5] どのようにして魔法は生み出されるのか? (1985)
- [6] 歓喜の歌 (1985)
若林かをり(フルート、アルトフルート*)
タイナカジュンペイ(写真)
録音:品川区立五反田文化センター 2019年3月11-12日、8月27-29日、2020年3月16日