愛する歌

日本の文化遺産を未来へとつなぎたい
流麗繊細な表現がひらく日本歌曲の魅力

BCJのソリストとして古楽シーンで活躍すると同時に、日本人作曲家による新たな創造にも積極的に寄与してきた野々下由香里による、待望の日本歌曲集。近代西洋音楽を急速に取り込んだ戦前の名作と、幅広い層に愛される現代の作曲家・木下牧子の表題作によって、独自の発展を遂げた「日本歌曲」に光をあてる。橋本國彦《舞》は初稿にもとづく蘇演録音。

• ゆりかご 平井康三郎 曲 / 詩
• びいでびいで 平井康三郎 曲 / 北原白秋 詩
• 中国地方の子守歌 山田耕筰 編
• 椰子の実 大中寅二 曲 / 島崎藤村 詩
• かやの木山の 山田耕筰 曲 / 北原白秋 詩
• 出船 杉山長谷夫 曲 / 勝田香月 詩
• 早春賦 中田章 曲 / 吉丸一昌 詩
• 浜千鳥 弘田龍太郎 曲 / 鹿島鳴秋 詩
• 曼珠沙華 山田耕筰 曲 / 北原白秋 詩
• 叱られて 弘田龍太郎 曲 / 清水かつら 詩
• ちんちん千鳥 近衛秀麿 曲 / 北原白秋 詩
• 荒城の月 瀧廉太郎 曲 / 土井晩翠 詩
• 舞 ［初稿譜に基づく］ 橋本國彦 曲 / 深尾須磨子 詩
• くちなし 高田三郎 曲 / 高野喜久雄 詩
• 愛する歌 木下牧子 曲 / やなせたかし 詩
  • ひばり
  • ロマンチストの豚
  • 海と涙と私と
  • きんいろの太陽がもえる朝に
  • 地球の仲間
  • 雪の街
  • ユレル
  • さびしいカシの木
  • 犬が自分のしっぽをみて歌う歌
  • 誰かがちいさなベルをおす

野々下由香里 〈ソプラノ〉　小倉貴久子〈ピアノ〉

録音：彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール　2021年8月11-13日