増永弘昭フルートリサイタルの軌跡［現代編］

作曲家たちに信頼され多くの新作初演を行い、特に現代音楽への情熱的な取り組みを続けた増永弘昭。作曲家たちとの幅広いコラボレーションと、日本の作曲界の層の厚さ、その多彩さを伝えるライヴ盤。

増永さんを通して、日本のフルート音楽は一挙に多彩さを増した。作風の幅もあれば、編成の上でも幅がある。きっとこれらの作品は、これからのフルーティストにとって大事なレパートリーになるだろう。（石田一志）

Disc1

• [1] ベリオ《セクェンツァ》 – フルートソロ
• [2] 姜碩熙《萬波》 – フルート独奏と14本のフルートのための
• [3] 土居克行《Gefrierpunkut》 – フルートとピアノのための
• [4] 大村哲弥《Phantastische Figuren II》 – 6重奏曲
  
• [5] 遠藤雅夫《光の春》 – フルートとアルトフルートとピアノのための
• [6] 三輪眞弘《極東の架空の島の唄》 – フルートとピアノのための

Disc2

• [1] 柳田孝義《夢幻草紙》 – フルートとオーケストラのための
• [2] 松下功《秋の葉音に》 – フルートと二十絃筝のための
• [3] 山内雅弘《螺旋の記憶》 – フルートとヴァイオリンのための
• [4] 角篤紀《ドンフェン》 – フルートと尺八のための
• [5] 金田潮児《照応・I》 – フルートとトロンボーンのための

増永弘昭（フルート）　ヨーゼフ・アントン・シェラー（ピアノ）

ライヴ録音