J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1集

不思議な引力をもつ音 — 耳をそばたててしまう、気配。

なによりも注目されるのは、各曲の性格作りにおける発想の豊かさであり、しかもどの表現も無理がなく自然で、人間的な温もりと節度がある。そこにバッハ弾きとしての天性のものが感じられるのだ。―那須田務（音楽評論）

発想の豊かさと丁寧さや自然さを両立した、バッハ弾きとしての天性のものが感じられる「平均律」。知識とセンスの高いバランスが、『ピアノによる平均律』にまた一つの名盤を生み出した。なお、今回の選曲は、三膳の師であるアッサネッタ・ガブリーロヴァ（アンドレイ・ガブリーロフの母親）から薦められていたもの。

DISC1

• 第1番 ハ長調 BWV846（ [1]前奏曲・ [2]フーガ）
• 第2番 ハ短調 BWV847（ [3]前奏曲・ [4]フーガ）
• 第3番 嬰ハ長調 BWV848（ [5]前奏曲・ [6]フーガ）
• 第4番 嬰ハ短調 BWV849（ [7]前奏曲・ [8]フーガ）
• 第5番 ニ長調 BWV850（ [9]前奏曲・ [10]フーガ）
• 第6番 ニ短調 BWV851（ [11]前奏曲・ [12]フーガ）
• 第7番 変ホ長調 BWV852（ [13]前奏曲・ [14]フーガ）
• 第8番 変ホ短調 BWV853（ [15]前奏曲・ [16]フーガ）
  
• 第9番 ホ長調 BWV854（ [17]前奏曲・ [18]フーガ）
• 第10番 ホ短調 BWV855（ [19]前奏曲・ [20]フーガ）
• 第11番 ヘ長調 BWV856（ [21]前奏曲・ [22]フーガ）
• 第12番 ヘ短調 BWV857（ [23]前奏曲・ [24]フーガ）
  

DISC2

• 第13番 嬰ヘ長調 BWV858（ [1]前奏曲・ [2]フーガ）
• 第14番 嬰ヘ短調 BWV859（ [3]前奏曲・ [4]フーガ）
• 第15番 ト長調 BWV860（ [5]前奏曲・ [6]フーガ）
• 第16番 ト短調 BWV861（ [7]前奏曲・ [8]フーガ）
• 第17番 変イ長調 BWV862（ [9]前奏曲・ [10]フーガ）
• 第18番 嬰ト短調 BWV863（ [11]前奏曲・ [12]フーガ）
• 第19番 イ長調 BWV864（ [13]前奏曲・ [14]フーガ）
• 第20番 イ短調 BWV865（ [15]前奏曲・ [16]フーガ）
• 第21番 変ロ長調 BWV866（ [17]前奏曲・ [18]フーガ）
• 第22番 変ロ短調 BWV867（ [19]前奏曲・ [20]フーガ）
• 第23番 ロ長調 BWV868（ [21]前奏曲・ [22]フーガ）
• 第24番 ロ短調 BWV869（ [23]前奏曲・ [24]フーガ）

三膳知枝（ピアノ）