笙韻若水（しょういんみずのごとし）　〜真鍋尚之 作曲と笙の世界〜

水は万物を利して、しかも争わず。低き所に流るるを善しとする。笙の韻かくのごとし。

作曲家・笙奏者として独自の地位を築いている真鍋尚之、17年ぶりのセカンド・アルバムは全作品自作。2003年、2006年、2012年に行われた過去のリサイタルのライヴ録音で、笙の独奏曲だけでなく、箏や中国笙との共演を含んでいる。音楽には「呼吸」がもっとも大切であると考える真鍋が、呼吸しながら演奏する楽器である笙のために作曲し、それを自ら演奏することによって拓かれた独自の世界を聴くことができる。

真鍋尚之 作曲

• [1] 呼吸III　（2002-2003）
  　　笙：真鍋尚之
• [2] 呼吸IV　（2003）
  　　笙：真鍋尚之
• [3] 箏四重奏曲I　（2003-2004）
  　　箏：螺鈿隊（市川慎・山野安珠美・梶ヶ野亜生・小林真由子）
• [4] 呼吸V　（2006）
  　　笙：真鍋尚之
• [5] Trio 〜笙と二面の箏のための〜　（2005）
  　　笙：真鍋尚之
  　　箏：梶ヶ野亜生・山野安珠美
• [6] 対峙II 〜笙と中国笙のための〜　（1998）
  　　笙：真鍋尚之
  　　中国笙：吴巍
  

録音：
[1][2] 2003年10月22日 浜離宮朝日ホール ［ライヴ録音］
[3]-[5] 2006年11月7日 浜離宮朝日ホール［ライヴ録音］
[6] 2012年12月25日 東京オペラシティ リサイタルホール［ライヴ録音］