シーズンズ

1977年リリースの高橋悠治ライヴ盤、遂にリイシュー。

1974年5月30日、神奈川県立音楽堂にて開催された「高橋悠治ピアノリサイタル・バッハとケージ」のライヴ録音。1977年にLPとしてリリースされた本作がCDとダウンロードで復刻。ケージ作品は、チャンス・オペレーションによる《チープ・イミテーション》、音列操作による初期作《メタモルフォシス》、マース・カニンガム振付のバレエ音楽としてインドの伝統的な季節観を表現した《ザ・シーズンズ》。バッハの《トッカータ第2番ハ短調》では、2種類のテンポによる演奏が楽想のコントラストを生む。高橋悠治は録音当時35歳。切れ味鋭い唯一無二の演奏に耳を奪われる1枚。

• [1] ジョン・ケージ：チープ・イミテーション（抜粋）（1969）
• [2] ジョン・ケージ：メタモルフォシス（1938）
• [3] ジョン・ケージ：ザ・シーズンズ（一幕のバレエのための）（1947）
• [4] ヨハン・ゼバスティアン・バッハ：トッカータ第2番 ハ短調 BWV 911

高橋悠治（ピアノ）

録音：1974年5月30日神奈川県立音楽堂「高橋悠治ピアノリサイタル・バッハとケージ」（ライヴ録音）

＊1977年初版LP (AL-14) を元にDXDデジタルリマスターされています。LPに由来するノイズが含まれています。