ミシェル・アリニョンの至芸 〜フランス音楽の伝統〜

世界的なクラリネットの名手が奏でる極上のフランス音楽

ともにパリ国立高等音楽院で教鞭をとるアリニョンと上田晴子のデュオは、まさに圧巻。多彩な音色と軽快なリズム感でアリニョンが自在に吹けば、上田のピアノがそれに共鳴し絶妙な絡みを見せる。特殊奏法が駆使され、名手アリニョンのあらゆるテクニックが堪能できるブーレーズ《ドメーヌ》も聴きごたえたっぷり。最後に収録された《タイスの瞑想曲》は、さながらフルコースの後の絶品スイーツのようである。

• プーランク：クラリネットとピアノのためのソナタ
  
• サン＝サーンス：クラリネットとピアノのためのソナタ 作品167
• ブーレーズ：クラリネットのためのドメーヌ
• ドビュッシー：クラリネットのための第1狂詩曲
• ショーソン：アンダンテとアレグロ
• マスネ（アリニョン＆上田 編曲）：タイスの瞑想曲
  

ミシェル・アリニョン（クラリネット）　上田晴子（ピアノ）

録音：秩父ミューズパーク音楽堂　2008年9月9-11日